ブルーロック第九話 覚醒
チームVとの戦いに挑むチームZ。しかし、チームVの3人の才能は圧倒的で押されていく。しかし、そんな極限状態の中でチームZのメンバーは覚醒を遂げていく。
ブルーロック第九話 Aパート 蜂楽覚醒
圧倒的なチームVの3人の天才。しかしその天才の才能を見てもビビらず、むしろワクワクしていく蜂楽。そして蜂楽からゴールが生まれ流れが変わっていく。
凪の驚愕のゴールに驚嘆する潔。
「これが5号棟トップランカー凪誠士郎。
俺たちはこんなやつと戦ってるのか?」
潔は驚愕する。
俺たちは俺たちのやり方を貫くしかない。
そう思う潔。
しかし、御影玲王と凪誠士郎のコンビは止まらない。
もめだすチームメートをいさめる潔。
サイドから千切が抜くが剣城斬鉄に追いつかれてしまう。
御影玲王に渡ったボールは剣城斬鉄に再び戻り、ゴールを決められてしまう。
ドピンチで、意気消沈のチームZ。
そんな中で唯一楽しくなってきているのが蜂楽だった。
「えっ、潔ビビってんの? 確かにあいつらのゴールはスーパースペシャルだよね。 だったら簡単じゃこっちも。 スーパースペシャルになればいい。」
「武器とか方程式とかマックス使っても無理ってことはさ。 こいつらからゴールを奪うときはさ、自分の限界を超えてるってことでしょ? 俺の中の怪物が言ってる絶対絶命ってやつはビビるとこじゃない。 ワクワクするとこ!」
蜂楽は一人ドリブルで駆け上がる。
御影玲王を抜き凪誠士郎を抜く。
「すげえよ蜂楽何て楽しそうにサッカーすんだよ。 お前の言う通りだ。 これが俺のサッカー人生で最後の真剣勝負だとしたら。 絶望なんて負けてからすればいい。」
蜂楽のプレーを見て吹っ切る潔。
そして蜂楽はゴールを決める。
自分の限界を越えたプレーだけがゴールになる。
「おもしれぇじゃん。完全に潰すぞ」
御影玲王は言う。ブルーロック第九話 Bパート 覚醒とは?
蜂楽のゴールで流れと意識が変わり覚醒を遂げていくチームZのメンバー。國神が千切が覚醒していく。そして潔も覚醒の糸口を必死で考える。
「自分の限界って、ゴールの方程式の事だろ。 ようは新しい自分を試してこの試合中に進化しないと勝てない。」
蜂楽のゴールでチームZの意識が変わり始める。
「見つけてやる俺だけの進化した方程式」
潔は思う。
チームZはフォーメーションを修正する。
来いよパッツン前髪、
今度は國神が自分の限界を超えて、28mからのミドルシュートを打つ。
無回転のシュートは、決まる。
3-2でチームZは試合を折り返す。
國神のゴールで潔は自分の武器、自分のゴールの方程式を考える。
「つまり、自分にできることの先にしかエゴの進化はない。 だったら俺にできることって何だ? 空間認識能力走り回るかと。 なんでこれはゴール奪えたんだ。これが最後の戦いだとしたら。 試したい。新しい自分を。」
チームVも戦法を変えてくる。
そして始まる後半。
潔は自分の武器を、ゴールの方程式を試そうとやっきになる。
しかし、無いものばかりが見えてくる。
だが、無い物ねだりしててもらちが明かない。
自分だけの武器を進化させたゴールの方程式。
考えていると凪が話しかける
「全然ダメじゃん。 あんなにいきがってたのに。 なぜ、打たなかったの? 君無駄が多いよ。 つうかさ何で諦めないの? なんでまだ向かってくるの? バカなの? 理解できないな。 俺が君たちぐらいの才能ならサッカーなんて辞めてると思うし。 ねえ、教えてよ。何がそこまで君を動かすの。」
「うるせぇよ天才、今いいとこなんだよ。」
潔は言う。
絵心甚八が覚醒について語る。
「ちなみに覚醒ってなんだか分かる。 凡人が超人になったりする。 全然違う。 それはまだ成功体験の無い人間の夢みがちなバカな妄想だよ。 覚醒とは思考と経験の蓄積の上に起こるパズルだ。失敗と試行錯誤を重ね。 それでも勝とうと極限に立ち向かう時バラバラだった。成功へのピースがかみ合ってエゴは開花する。 つまり覚醒とはお前がお前を学習する瞬間だ。」
潔はプレーしながら凪の言葉からヒントを得ていた。
「そうか、無駄だったんだ。 シュート打つかどうか考えて一瞬あの一瞬のロスかブロックされる時間を生んだんだ。 俺の武器空間認識能力でゴールを狙えるポジションにはできる。 でもシュート打たなきゃ何も起こらない。 無駄をなくせ。」
御影も凪のお互いを意識するあまり探してしまう。
それを指摘された御影はファールを犯してしまう。
千切と剣城の戦いが起こる。
今度は千切が覚醒を果たす。
「覚醒とは常に極限状態でのみ起こる代物だ。 例えば自分より強大な敵と会いたいしたとき、弱者は己の能力を集約させることで。 勝つための新たな方程式を発明する。」
勝つための新たな方程式。
千切の覚醒は、自分の速さの特徴を活かす事。
初速では負けても中間域からの再加速。
それを用いて千切はゴールを奪う。
絵心甚八は言う。
「さあ、試合終了まであと30分世界一のストライカーになるのはこの。 青い熱狂支配する。 人間だ!」
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