ブルーロック第二十話 超連動
最終決戦ともいえる4×4の試合が始まる。個人技だけでなく蜂楽によって生み出される化学反応と、潔と凪、千切の連携が試合のレベルを一気に上げていく。
ブルーロック第二十話 Aパート バリエーション
潔と凪、千切のコンビネーションと馬狼のプレスで攻めるが、逆に凜は1人でもフィールドに幾つものバリエーションを構築する事ができる。エゴとエゴの戦いが始まる。
凜、蟻生、時光、蜂楽のチームは試合に望む。
時光は自分にもパスを出して欲しいと蜂楽に頼む。
蟻生は、自分にボールを集めて、自分がオシャに決めると言う
凜は、瞬殺してさっさと終わらすと言う。
千切りに蟻生は髪を褒める。
蟻生は自分の名前にコンプレックスを持っている。
唯一のNotオシャポイントらしい
時光は時光でネガティブを発生する。
それぞれが、自分の我がままでマッチアップ相手を変える。
馬狼は時光に、凪は凜にマッチアップする事になる
蜂楽は自慢のドリブルで進むが、潔のマッチアップで成長を見せる。
蜂楽が進めあぐねて居るところを馬狼がプレスする。
一回戻してと言う声で蜂楽は戻すが、それを潔が読んでいてボールをカットする。
潔は、凪にココだろってポイントにパスするが、そには凜が居た。
凪はすかさず千切にパスし、千切が駆け上がる。
千切がゴールを決める
蜂楽はその超連動をみて、怪物が喜んでると言う。
蜂楽がドリブルで上がる。
蜂楽がドリブルを止めたと思わせてノールックで蟻生にパスを出す。
千切が高速に駆け上がるが蟻生の反則な手足の長さでボールを奪う
蟻生は千切りのスピードが増す前に時光パス。
時光はフィジカルの強い馬狼でも押し勝てない。
すかさず時光はパスを出す
しかし、誰に?
そう思った所に凜が居た
凜には凪がマッチアップしていたが。
凪はその動きを読んでいたが、それおも読んでフェイクを凜はしかける。
その時間を使って、潔がカバーに入る。
千切と潔で挟むが、そこに蜂楽も走り込む。
千切と潔の間からシュートを打つと見せかけて千切を抜き潔の前へ。
「化学反応なんか起こさなくても、たった一人で無数のバリエーションを生み出せるモンスター。 やっぱり凜は別格。」
「フィールドでの目の使い方ぐらい学習してきたみたいだな。 だが、そんなぬるいサッカーじゃ俺の心は踊らない。」
どうやって止めるんだと誰もが思うが潔は凜の動きが全てわかった、喰えば勝てると思う。
ブルーロック第二十話 Bパート 見えてる世界
潔の能力は凜とやりあえるほどに上達していた。しかし、凜の方が1歩上を行く。TOP3の能力が化学反応をしめし得点をたたき出す。しかし、潔の足りない部分を凪が補おうとする。
考えろ凜を攻略してフィールドを攻略する方法を。
どうやってあんなプレーができるのか?
凜がどうやったかを潔が説明する。
「つーか、潔。 凜のプレイを一瞬で説明できるお前も相当すげえスペックだぞ。」
千切が指摘する。
そうか凜の思考に追いつけるのは自分だけ、凜を止めるのは自分の目と脳しかない。
潔はそう思う。
攻撃再開、凪から千切へパスがでる。
しかし、リーチの長い蟻生とのマッチアップでパスかドリブルか選択させられる。
凜は、千切の選択に対応できるポジショニング。
そうなると凪がフリーになる。
誰もが凪に注目している時、潔はオフザボールで凪の後ろから回り込む。
「気づけ千切俺に出せ。」
気づいた千切は潔へパス。
しかし、そこにはすでに凜が先回りしていた。
凜がボールを取って駆け上がる。
馬狼と凪で挟むが、凜は蜂楽にパスを出す。
「パスくれるんだ、凜ちゃん。」
「持ってこいゴール前まで。」
凜は蜂楽に要求する。
「凄いや潔、本当に凜ちゃんとやりあえるところまで来てるんだな。」
蜂楽はスピンのかかったパスを出す。
綺麗な放物線を描いたパスは蟻生の所へ。
しかし、千切が追いつき、前には凪も戻っていた。
「気づいてよオシャさんそのパスは点じゃなく線で感じて。」
蟻生は気づく、このパスは自分しか到達できない空中でとらえるべきパスだと。
「俺乱舞」
蟻生はゴールを決める。
「個人でしか戦えないと思ってたTOP3がチームとして連動し始めた。」
蜂楽のアイデアがゲームの進化を加速させていた。
「これが最終決戦、なんて試合だ。」
潔の熱が上がる。
「潔と凜がバチバチにやりあって、フィールドの主導権を奪い合ってる。 しかも。ただでさえ凛一人に手こずってるっていうのに、あいつのアイディアがトップ 3 に科学反応をぶち込んだ。」
「これで個人にだけのチームじゃなくなったじゃん。 まじで強えよこいつら。 あー!もー!ぶっ潰してぇ。」
再び千切がサイドから駆け上がる
馬狼がボールを要求するが、時光が抑え込む。
誰もがボールを見ているスキに潔はオフザボールで裏へ回る。
「潔は常に狙ってる千切からのパスを。 ちぎりの周りで動き回る馬狼をおとりにしながら凜も触らせないダイレクトシュートへのポジショニングを。 でもそれは凜も読んでる。 2人に何が見えてるかは正直俺には分かんないけど、ただ二人の見えてるビジョンは同じレベル。 なのに潔が凜に勝てないのは身体能力は差。 だから最後の一手に潔はたどり着けない。 だったら俺がそのラストピースになる。 潔、凜、お前らは掌握して思い描いてもフィールドの未来を俺がぶち壊す。」
潔のピースが解体再構築されていく。
「さあ、対応してみろ。 俺がお前らの脳内で収まる人間だと思うな。 反応早いこいつの間合いじゃんか。 だったらスルー。 ほら潔この戦況をキャッチしろ。 俺のゴールのために。」
どんどんと再構築される潔の脳内のピース。
「一瞬でフィールド未来を書き換えろ。」
潔が瞬時に裏にパスを出す。
「完璧!はーこいつ?このドンピシャのパスにも切りついてくる読みと反応。 だったらもう打つ、的なトラップからの二段式フェイクボレー。」
凪のシュートが決まる。
「やられたね凜ちゃん。 これでもまだぬるい?」
蜂楽が話しかける。
「うっせぇよおかっぱ。 俺だってムカつきゃ熱くなる。」
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