何のためにブルーロックを作ったのか?サッカーとは本来どういったスポーツなのか?絵心甚八が本質を語りだす。そしてブルーロックの施設とシステムの概要が明かになっていく第二話。
- ブルーロック第二話 Aパート エゴイストを作る
- ブルーロック第二話 Bパート 日本サッカーを叩き潰せ
ブルーロック第二話 かいぶつ
ブルーロック第二話 Aパート エゴイストを作る
入寮テストで生き残った11人。吉良涼介が脱落する事となる。選別方法について絵心甚八は勝負の世界とは、エゴイストとは、勝負で勝つための最後の一手とは何かを語る
帝襟アンリは、フットボール連盟の会議でワールドカップで優勝させることが夢だと語る。
そして、日本をワールドカップで優勝させることのできるのは絵心甚八しかいないと言う。
才能の原石たちよ、ここでは結果が全てだ。
敗れた者は出ていけ。
「ストライカーとはその全責任を負い、最後の 1 秒まで戦う人間のことデスよ。倒れたイガグリじゃなく、自分よりランキングが上のやつを倒そうとした。潔世一。そこからボールを奪い一番強い者を倒そうとした蜂楽めぐる。それこそが集団の常識に左右されない。己のためだけの勝利への執念であり、俺が求めるストライカーのエゴイズムだ。」
吉良涼介ロックオフ!
なぜパスした?
潔は、蜂楽に聞く。
俺が打たなければお前は負けていた、と。
だってそんな顔してたもん。
いかれてる。潔は思うが、それこそが蜂楽だと言える。
こんな理不尽がこれからも続くのか?
その答えに絵心甚八は言う。
「理不尽そうですよ。これが勝負の世界ですから。お前らが軽々しく憧れてるワールドクラスのストライカーはこんな勝負の日々を命がけで生き抜いている。どうですか?生まれて初めて人生をかけて戦った気分はビビったろ、しびれたろう、これがブルーロックの常識だ。そして震えただろう。やった。俺は生き残ったって、それが勝利だよーく脳に刻んどけ、その快感を味わう度にお前らの中のエゴは育ち。そして世界一のストライカーという高みへと昇るていく。」
(勝利の快感は、敗北の恐怖の裏返し。 恐怖は生存本能と共にアドレナリンを出す。 そして、高ぶって勝利した時の快感は何物にも勝る。 そんな勝利の快感を知った者だけがエゴイストになれる。 ある意味、麻薬を中毒者の様に勝利を求めるエゴイストを作ると言う事だろうか。)
おめでうブルーロック入寮テスト合格だ。
お前たちは全員で11人
ブルーロックでは、順位によって食事のメニューが変わる。
299番の潔は納豆だった。
寝てる場合ではない。
潔は、寝る間を惜しんで練習に行く。
そこには蜂楽が居た。
潔は、なぜ自分が吉良を打つと思ったかを聞く。
自分の中に怪物が居ると語り始める。
ブルーロック第二話 Bパート 日本サッカーを叩き潰せ
どうしてエゴイスト的ストライカーが必要なのか絵心甚八の考えが語れる。常識を捨て去り、日本サッカーを0から作り直せと
蜂楽の中の怪物は、チームメイトよりも早く強い。
サッカーしてると怪物が囁くと言う。
その怪物が潔にパスを出せと言ったと言う。
潔の中にも怪物が居ると。
凄い奴はみんな心の中に怪物を飼ってると信じてると言う。
体力測定がおこなわれ、結果順位が変わった。
潔は274位と上昇するが、それは25人が脱落したからだった。
ブルーロックは、25チームが、5チームづつ5つの棟に分かれて生活している。
潔達のチームはチームZ。
つまり最下位のチームであった。
身体能力で及ばないチームメイトでも最下位だと驚愕する潔。
サッカーが美味い奴が王様。
順位の高い人間は贅沢な食事と最高のトレーナーで生活していると言う。
糸師冴、天才ミッドフィルダーは、日本には興味がない、ヨーロッパの下部組織でプレイしていた方がいいと言う。パスポートが切れたので更新しに帰っただけ、すぐにヨーロッパに帰ると。
大胆な事を言う糸師冴の部屋の隣では日本フットボール連盟の記者会が開かれていた。
ブルーロックでは1次セレクションが始まろうとしていた。
フォワードだけの11人のチームで他のチームと戦って勝ち残りを目指せと言う。
「サッカーはもともと点を取るスポーツです。お前らの中に馬鹿みたいに刷り込まれてるるポジションや戦術なんてのはサッカーの進化の歴史で成立してきた。ただの役割であってサッカーが元来。全員がストライカーであることから始まった。その原点からサッカーをやれ、お前らの頭で 0 から作り直すんだよ。」
絵心甚八は言う。
(とかく、日本人は常識に囚われやすい国民である。
これは常識で、ルールで空気を読んで他人に合わす。 しかし、勝つことが全ての時、その時々に合わせて常識なんてあり得ない。)日本サッカーは今こそ死ぬべき。
今までの常識は捨てろ。
日本サッカー連盟は、1人の天才を育てるためのプロジェクトを始めた、それがブルーロックだと言う。