その着せ替え人形(ビスクドール)は恋をする第一話 自分と別の世界で生きている人の内容は、ひな人形の頭師を目指す五条新菜とアニメやゲームのキャラクターが好きでコスプレをしたい喜多川海夢が出会う
きもちわるい。なんでわっちゃん男の子のくせに女の子の人形好きなのよ。わっちゃんなんて大嫌い
五条新菜が他人と自分が違う、自分の好きなものは人からは気持ち悪い。 自分が輪の中にいると人をしらけさせる。 そう思い込んだ幼馴染の言葉。
新菜はひな人形の頭師になることが夢。
しかし、その夢は他の人の好みとは違う。
だから人とは話が合わないし、自分と話しても楽しくないだろう。
そうトラウマにしてしまったのは幼馴染の言葉だった。
人は誰も自分の常識を振りかざして、多くの他人を気づつけているのかもしれない。
陰に隠れた様な生活をする新菜が一人の明るい少女によって日向に出ていく話が
「その着せ替え人形は恋をする」だ。
俺の好きなものとみんなの好きなものは違って、俺がいたらみんなの輪をみだすしいやな気持にさせるってきまってる
五条新菜と喜多川海夢が出会う一瞬前の五条新菜のセリフ。他の人との違いを認めない典型的な日本人の象徴の様な五条新菜に、その常識を打ち砕く光がさす。
喜多川海夢は、唐突に一人席に座る五条新菜のところに倒れこんでくる。
いや、作画的には空から降ってくる感じ。
はっきり言って初見では、これなに?どんな感じ?どうなったらこうなるの?ってなる。
しかし、見続けるとこのシーンはこの描き方が最高と思う名シーン。
まるで天空の城ラピュタのシータが空から落ちてきたときの様。
意図して書かれている気もする象徴的なシーン。
喜多川海夢は、ボッチの新菜を気にすることもなく話しかけて、腕についた墨を触る。
パーソナルスペースも触れることも臆さない喜多川海夢。
五条新菜は、喜多川海夢は自分とは住む世界が違う人だと、その時は思っている。
おめぇがねぇわ
喜多川海夢が、ヘアーサロンで話しかけられた男に自分が好きなゲームのキャラクターをヲタクだないわと言われて切り替えしに言った言葉。
喜多川海夢の人間性を物語っている印象的なシーン。
言い寄ってきたイケメンを一蹴するところがスカッとするシーンでもある。
顔とかどうでもいいよ、ああ言う男無理。ってかじゃらづけしてる時点で好きだってわかるんだしさ、人の好きなもの馬鹿にすんなよってなるでしょ
喜多川海夢は、自分の好きなものを超大切にするのと同じように、他人の好きなものも尊重する女性である性格だということを象徴するセリフ。
喜多川海夢の考え方は、個人個人の趣味を尊重することを大切にるす。
自分の好きなものを愛してやまないため、他人の好きなものも尊重する。
自分の好きなものを敬遠された経験があるのか、人の好きを否定することもしない。
この考え方が五条新菜の少なからず衝撃を与える。
それ頼られてるんじゃなくて、ぱしられてるだけだから
喜多川海夢が、掃除を押し付けられていることを頼られてるといった時の言葉。
嫌なのになんでも言うこと聞くって、ちがくない?
ってか、自分のために絶対やっちゃダメでしょ。
自分の気持ちは、自分のために言わなきゃだめだよ。
喜多川海夢がしっかりした女性であることがわかるシーン。
ただの軽そうな女性ではないと印象付けられる。
めっちゃ綺麗じゃん、目キラキラしてる
五条新菜が自分の好きなものを初めて褒めてもらった時の喜多川海夢のセリフ。
喜多川海夢は、ひな人形の顔を見て目キラキラしてるという。
しかもとっても嬉しそうに。
自分の家はひな人形を作っていて、この顔はじいちゃんが描いたもので、自分は服作るぐらいしかできないと喜多川海夢にいった、すると
服作れんの?と自分の着ている服を脱ぎだす。
喜多川海夢は自分が作っているコスプレ衣装を見せたかったのだった。
調子に乗って申し訳ございませんでした。殺してください
喜多川海夢の作ったコスプレ衣装を見て、あまりの出来の悪さにダメ出しを散々してしまい、喜多川海夢が泣きそうになったのを見たときの五条新菜のセリフ。
自分の分野の事になるとマジダメ出しする五条新菜。
それを聞いて泣きそうになる喜多川海夢が可愛く描かれている。
その姿を見て土下座して謝る五条新菜。
これはね、私がコスしたくて作ったの
自分のしたいことを五条新菜に訴えるその着せ替え人形は恋をするの象徴的なシーン。
自分の不器用さを自覚して、五条新菜にコスプレ衣装を作るのを頼むシーンでもある。
自分の好きなもの、したいことのために一生懸命な喜多川海夢。
今までの学校での喜多川海夢の会話などが五条新菜の中で繋がる。
作ってもいいと言う五条新菜。
それを聞いて大喜びしてはしゃぎまわる喜多川海夢は、本当に可愛い。